メルセデスベンツに乗る
(これは、初めてメルセデスベンツを購入し、乗り始めた方のフィクションの物語です。でも、様々なオーナーの方の経験談をもとにしています)
欲しかったメルセデスベンツがついに納車になったAさん。週末にゴルフに出かけました。駐車場に着いた途端、一緒に回る友人がAさんに気づきました。「お前、ベンツに乗っているのか」「まあね、でもそんなに高いのじゃないよ」と言いつつちょっといい気分。そのおかげもあってスコアも上々、ラウンド終了後、友人に別れを告げ、帰路につきました。
「ちょっと疲れたな」と独り言を言いつつ、高速道路に入って、時速100キロになった時アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックをオンに。これでペダルに気を使わずハンドルに専念、といっても車のほうで道路のカーブを認識してハンドルも微調整してくれています。その後渋滞につかまり、ブレーキを踏もうとしたところ、車のほうでスピードを落とし、車間距離を保って前の車について行ってくれました。走行中、お尻のポケットからハンカチを取り出すとき、うっかり車線をはみ出そうになっても、警告とともに本来の進行方向にアシスト。車のせいか、渋滞でも今までのように割り込みする車もいない。「なんて快適な車だ、買ってよかった」とまた独り言。自宅に着き、スカッと映るリアビューモニターを見ながら楽に車庫にイン。「そう言えばセールスがスマホで外部から車の出し入れができるって言ってたな。今度試してみるか」
翌日は家族にせがまれ、ちょっと遠出。娘なんてこの前までパパの車には乗りたくないなんて言ってたのに。慣れてきて運転感覚を味わえるようになってきました。何というか、操作に忠実に車が反応する。ハンドルもブレーキも入力しただけそのまんま車が動く。この感じ、誰かに説明したくても、上手く言葉にできないのがもどかしい。シートにも自然と姿勢よく座らされています。乗り心地も硬軟ピッタリちょうどいい。スイッチも感触が良く使いやすい。「メルセデスってさあ」と家族に話しかけたら、車のほうが「ご用件をどうぞ」なんて返答する。あ、これがMBUXか。操作が分からないときはこれを使えばいいんだな。帰りに一時的に妻と運転交代。「アクセルの踏み始めの反応が少し鈍くて、自然とゆったり発進させられてる。メルセデスっておせっかいね」なんて鋭いことを言ってる。そう言えば俺も急発進とかしていないな。
もうすぐ自宅到着、と思ったら路地で左から一時停止無視の車が!慌ててブレーキ、踏んだか踏まないかのタイミングで自動ブレーキ急停車。同時にシートベルト緊縮、開いていたウインドウとサンルーフがピシャッと閉まり、バックレストも立ち気味に。停止後は元通り。相手の車より安全機能にちょっとびっくりしつつ無事帰宅。
いい週末だった。週明けのマイカー出張もむしろ楽しみになってきた。